ベストをファッションに取り入れてみる
ベストとはどんな服でしょう?
ジレという言葉はあまり聞き慣れていませんが、フランス語で袖がない胴着を指します。
英語ではベスト、イタリアでパンチオット、イギリスではウエストコート、日本では昔から「チョッキ」と呼ばれています。
袖がないセーターのような服をチョッキと呼んで日本でも着用する人がたくさんいましたが、現在はこの呼び方をする人は少なくなりました。
一般的にはベストと呼ぶ人が多いようです。
スーツ姿の男性がワイシャツと上着の間に着用することが多く、着こなし方によってはとてもオシャレなアイテムになります。
もちろん、男女ともに愛用する人は多く、素材もウール、デニム、レザーなど様々なものが使われています。
現在人気がある商品は襟開きが深くていろいろな形の襟が付いているドレスベスト、刺繡や房飾りがあるヒッピーベスト、テーラードスーツに合わせる柄物のファンシーベストです。
これらをファッションに取り入れるとアクセントとして有効ですので、上手にコーディネートするようにしましょう。
シャツの上にベストを着るだけでオシャレな印象を与えることができますし、活用方法はたくさんあるのです。
ボタンがある服はなるべくジャストサイズを選ぶようにしてください。そのほうが引き締まって見栄えが良いのです。
ボトムスに選びたいのは男性はズボンであれば何でも合いますが、女性はスカートよりパンツが似合います。スカートではバランスが難しいのです。
またタンクトップなどを合わせてもオシャレで素敵ですね。
オフィスなどで女性が着用するベストもストライプが入った素敵な服が増えてきました。動きやすく、通気性に優れ、家庭で気軽に洗濯できる製品も多くなり、使いやすくなり、デザインのバリエーションも多様化し、どんどん進化しているようです。
便利な服と手作りについて
最近はダウンジャケットであっても、袖をジッパーで取り外しができる商品が人気を集めています。
普段はジャケットとして使用して、袖を取り外して裏返しにするとベストへ変身するのです。
1つの洋服が2つの役割を果たすことができますので、とても便利です。このような商品が増えれば、これまでよりも洋服の数が少なくて済むかもしれません。
また、ニットベストなどはボタンホールが伸びたり、型崩れを防ぐために補強テープが付いている商品があります。これにより、長く着られるようになることはもちろんですが、縦ラインが綺麗になります。
ベストは袖がない商品ですので、もし通常の服で袖が破けるなどのアクシデントがあった場合、上手に加工すればベストとして使えるかもしれません。
また、手作りしやすい服ですので、もし処分したい古着などがあれば、自分のオリジナルのベストを作って見てはいかがでしょう。とても楽しいと思いますよ。